スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント

2003年大会の様子

1日目

プロ11年目の白戸由香が首位発進

初日、自己ベストタイの65の快スコアで単独首位に立ったのが、プロ入り11年目の白戸由香だった。この日、ボギーなしの7バーディで安定したゴルフを見せた白戸は、この年、12戦中、3位が2度、ホールインワンも2度経験し、ツアー初優勝への期待が高まった。2位には、前年プロテストに合格した新人・竹末裕美、ベテラン藤原利絵が入った。4位には、この年初優勝を飾ったばかりの大山志保、村口史子が続いた。

1位 -7 白戸由香
2位タイ -5 竹末裕美、藤原利絵
4位タイ -4 大山志保、村口史子

2日目

村口史子が単独首位で復活Vに期待

1999年に賞金女王に輝いて以来、腰痛に悩まされ、不調にあえいでいた村口がノーボギーの4アンダーで2位に3打差の単独トップに。この日、パットが絶好調だった村口は、わずか23パットでフィニッシュ。4年ぶりの最終日、最終組スタートにも「優勝したい気持ちはあるけど、18ホール自分の攻め方をできれば結果はついてくる」とベテランらしいコメントを残した。2位には、ショットが安定し69をマークした高又順が、竹末裕美も粘りのゴルフで2位をキープ。不動裕理は、この日4位につけてきた。

1位 -8 村口史子
2位タイ -5 高又順、竹末裕美
4位タイ -4 不動裕理、白戸由香、三井美智子

鮮やか5バーディで不動裕理が逆転勝利

最終組のひとつ前の組でスタートした不動裕理。6番でこの日2つ目のバーディを奪うと、7番でもバーディを穫りトップに立つ、8番もバーディとし、3連続バーディで前半から飛ばしまくった。結局、5バーディ、1ボギーの68でこの年4勝目を決めた。「4年連続4勝」は樋口久子、涂阿玉につぐ快挙、不動の強さをさらに知らしめた1勝だった(その後6勝し、昨年は全10勝)。復活Vを期待された村口史子は、出だしからボギーを叩き自滅、高又順も72のパープレーで追い込みをかけられなかった。

1位 -8 不動裕理
2位タイ -5 高橋美保子、三井美智子、高又順、村口史子
6位タイ -4 佐藤靖子、日吉久美子、竹末裕美